はじめに
このサイトでは、車の買取と販売の差額の目安がおおよそ 40万円~ と考えています。 以下、買取額と販売額で差額が出る仕組みと目安と安く買い叩かれない方法を紹介していきます。
この記事の目次

車の買取と販売で差額が出る仕組み
買い取られた車はオートオークションに出品される
まず、業者は一般客(あなた)から車を買い取ります。(買取額) オートオークションというのは、オートオークション
画像引用元:Life support http://www.ls-car.com/
のことです。 「自動車の販売 及び買取を業(なりわい)とする者」つまり、車の売買を商売としている人で会員として認められた人のみが参加できるもので、一般の人は参加できません。 あなたから車を買い取った業者は、まずここに利益を乗せた価格で車を出品します。オートオークション(Autoauction)とは、自動車の販売 及び買取を業とする者が、商いの為に自動車を売買いする、会員制の自動車競り市場である。引用元:wiki オートオークション https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
オークションで他の業者に販売(落札)される
続いて他の買取業者がオークションに出品された『元あなたの車』を落札(買取)します。
オークションで落札した業者から一般客に販売される
業者は落札した価格に利益を乗せた価格(販売額)で車を売りに出し、一般客に購入されるというルートをたどります。
買取額と販売額には2社の業者の利益が上乗せされる
ですから上記のように2社の利益が上乗せされるため、販売額と買取額に差額がそれなりに出るのは仕方のない所です。
買取額と販売額の差額の目安
買取額と販売額の目安は、1社が20万円の利益をのせて、計2社ということで40万円としています。 しかし、もう既にお察しかと思いますが、この数字は車種や年式、ボディカラーや販売ルートによって大きく変動します。 買取額と販売額の差額を知る大きな目的は、おそらく できるだけ高く自分の車を買い取ってもらいたい ということではないかと思うのですが、正直、買取額と販売額の差額を知らなくても、できるだけ高く買い取ってもらう方法はあります。
買取業者が「オートオークションに出しても、なんとか利益が出そうだな・・」と思う価格が、あなたにとって最も高値の買取価格
あなたの車をできるだけ高く買い取ってもらうためには、最も高値で買い取る買取業者が「これなら、ギリギリ利益が出そうだな・・」と思う買取価格で買い取ってくれれば良いわけです。
ではどうやったら、「なんとかして安く買い取ろう!!」としている各買取業者から、「ギリギリの利益でも仕方ない・・、 他にとられるぐらいなら最高価格で買い取ろう」と思わせるように仕向けるか?について書いていきます。
車の買取価格を最高の価格にするには、各買取業者に競わせるのが一番である5つの理由+1
買取業者がまず調べることは、車の買取価格とかではなくあなたの情報
買取業者は数多く販売されている車種なら、頭の中に相場価格が入っています。そうでないものでも、調べれば瞬時に出せます。 しかし、買取業者は「最高買取価格よりできるだけ安い価格で買い取ろう!」と考えるため、 まず最初に「この客はどのくらい車の価格のことを知っているのだろう?」「他の買取業者から既に見積価格をもらっているだろうか?」といったことを探ってきます。 ですから最初から最高買取価格なんて出しっこありません。
同業他社が見積もり価格を提示していれば話は別
しかし、他の業者の見積価格をあなたが知っている、となると話は変わってきます。 「あなたは車のことがわからない」と思われていても、他の業者は熟知しています。 安い値段をつければ他の業者にかっさらわれてしまうので、高い値段をつけざるを得ないのです。
一括査定サイトから見積もり依頼をしたことは買取業者にもわかる
一括査定サイトから見積もり依頼を出せば、複数の買取業者から見積価格を提示されることがすぐにわかります。 下手な安値交渉なんかをしても意味がないため、最初から、ある程度の買取価格を提示していきます。
査定価格の有効期限は1~2週間
車を査定してもらって買取価格の見積もりを出してもらったら1~2週間のうちに売るか売らないか?の判断をしなければいけません。 自分で持ち込む場合は、買取業者の場所を全部調べて、自分で持ち込みに行かないといけません。 また、買取業者の店で査定を行なうと、しつこく買い取ろうと粘る店員もいるようで、あまり良い方法とは言えないようです。
一括査定なら同じ日の違った時間に査定を集中的にやってもらえる
出張査定だと違った日の別の時間帯に来てもらえれば10件ぐらいは余裕で消化できます。 最高で1日で10件の見積もりがもらえますから、後は高いほう2,3件の業者に「今、○○円(最高買取額)で買い取ってくれる所があるのですけど、そちらはいかがでしょうか?」といった感じで値上げ交渉をしていけば良いかと思います。
高い値段をつける前にうまいことを言って自社で買い取ろうとする
後、「今、売ると決めればさらに○万プラスしますよ!」「お店に持ち込んで査定して下さればビックリするような値段を提示できますよ」なんて言ってきて他社にもっていかせないようにすることがあります。 その場合は、十中八九より高い値段が買取相場になっているはずですから、そこで売らないようにしましょう。
車を売るなら「複数の買取業者に査定依頼」が鉄則!少しでも不安があるならJADRI加盟店の車買取業者のみにする
車を高く売却するための大事な3つの基礎知識
まず車を売るときは、買取業者が その車種の在庫が少ないのか?逆に買い手は多いのか? で高く買い取ってくれる業者が違ってきます。(ですから高く買い取ってくれる所は、必ずしも大手とは限りません。)


査定依頼を送る前に近場の候補となる買取業者をチェックすることができる
まずは、自分の家の近くで、自分の車を買い取りたい、という業者を簡単に調べる方法があります。 それが一括査定サイトの査定依頼確定前に出てくる買取業者一覧です。 一括査定サイトはいろいろあるのですが、
- カーセンサーnet
- ズバット
- カービュー



JADRIとは
JADRIというのは、中古車の(売買を含む)流通の健全化を図る一般社団法人で、加盟するためには審査に合格しないといけないという制約があります。

カーセンサーnetでの一括査定依頼の方法
途中までは、近場の車買取業者を探す方法にもなるわけですが、まずは、(下で紹介しているリンク先から)カーセンサー.netに行くと、以下のような画面が表示されます。


ズバット、カービューでの一括査定依頼の方法
ズバットやカービューも原則、同じです。 下記リンク先のページで車の情報と名前、住所などを入れると、以下のような買取業者一覧の画面が出るので、チェックを入れたり外したりして査定依頼をすればよいだけです。


車を売却した時の自動車保険の等級は10年間維持できた
自動車保険は長いこと使っていると等級のグレードが上がり、保険料が安くなっていきます。 車を売却して保険をやめたら、また最初からやりなおしなのかな・・・と思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、 損保ジャパンでは、再度、車を持ったときに契約すれば、やめた時の等級の(安い)保険料でOKというシステムをとっています。 (他の保険会社でも、まずそうだと思いますが、確認をとっていませんので、損保ジャパン限定で話を進めていきます。) 自分が確認した時は、10年間の等級保持(次に契約した時も安い保険料で始められること)は大丈夫でした。(解約時に中断証明書を発行してくれます。) 自動車保険をやめた時に等級が元に戻ることを心配される方は、保険会社に確認されると良いかと思います。 おそらくかなりの期間、現状の等級を保持しつづけてくれるはずです。
再掲になりますが、上記のことの詳しい事情はこちらにまとめました。 また、買取業者の数を増やして、さらに高査定額を狙いたい!という場合は、以下の所も良いでしょう。
以上、車の買取と販売の差額の相場と安く買い叩かれない方法の話、でした。